財布へのこだわり
紳士用革財布専門メーカーであり続けること
紳士専門でいることを武器とし、メーカーであり続ける。
そして財布を作るための素材や工程に細部にまでこだわりを持ち、最高の財布を作り続けている。この域に達するまで気の遠くなるような試行錯誤を繰り返し今に至る。
目次
アイテム
「束入・純束」
紙幣を”束”のまま折らずに収納できる小銭入れのない財布
二つ折りの財布より紙幣を多く収納できる。
ロングウォレットと判別するために「純束」、「長札」、「長札入れ」とよぶこともある。
「札入・純札」
小銭入れが付いていない二つ折り財布
札入れという呼び方にはあとから登場した小銭入れ付きも含まれるので「純札」とも呼ばれている。
「馬蹄型小銭入れ」
馬の蹄の形をした小銭入れ
平面の財布を仕立てるのとは全く異なり専門的な職人技が要される。
良い馬蹄型を作れるメーカーは今では一流と言われている。
良い馬蹄型を作れるメーカーは今では一流と言われている。
¥19,800(税込)
素材
「キップ」
生後2年未満の子牛と成牛の中間にあたる牛の皮
きめ細かく、柔らかいが「カーフ」より年をとっているので強度もある。
博庵ではオーバーロード社の「アルピナ」という革をしており、
上品に発色と風合いは類をみなく。エルメスでもつかわれているという。
「ステア」
生後2年を経過した雄牛の革
食用のために生後半年以内に去勢され、穏やかに成長するため肉と同様に革質もやわらかい。
傷や汚れの少ないグレードの高い北米産のステアを、”ヘビタン”鞣しにしたものが博庵の「ボーダーハード」になっている。
ヘビタンとはクロムで鞣したあとにタンニンを浸透させる技法で、銀面が引き締まり、まるでキップのようなやさしい風合いを引き出すこと。
「コードバン」
馬の尻の角質層の部分
馬1頭から探れる量はごくわずか。しかも、
十分に硬くなっている必要があるなど条件がかなり厳しいため、紛い物も多い。純然たるコードバンは超がつく希少品。
その特徴的な光沢は革好きをうならせ、革のダイヤモンドなどとも呼ばれる。「MAISON de HIROAN」では、完全な水染めであるイタリアのロカド社で鞣された「コードバン」を使っている。
「エキゾチックレザー」
爬虫類を中心とした希少動物から採れた革
クロコダイル革は高価なことで知られるが、魅力は希少性やゴージャスな風合いだけでなく、革の堅牢性がある。革の繊維が密なので使い込んでも革がよれづらく、経年変化にめっぽう強い。素材も希少、鞣しも難しいとあって、扱えるタンナーは減っている。
技 法
「ベタ貼り」
約0.5ミリの薄さに漉いた革同士を貼り合わせる
特殊な技法
特殊な技法
それぞれの繊維方向の違う2枚の革を貼合わせる事により堅牢(けんろう)さが生まれ極薄な革でも素材を活かした薄作りの商品が出来る。
「磨き」
断面を繰り返し磨き、自然な光沢を出す製法
この工程は手作業によるほかなく、量産にまったく向かない技法であったが、その仕上がりは何年使い続けてもシワひとつよらない「磨き」である。
「ヘリの後切り」
ミシンの糸の際ギリギリにヘリ革を裁断して
ヘリ幅を細くみせる手法
ヘリ幅を細くみせる手法
もとはイタリアの伝統的な技法だが、今ではイタリアでもすっかり廃れ、幻の技法となっている。
「一体裁断」
小銭入れとなる前段とマチを一枚の型紙上で合体させ、
それを1枚の革から切り出す技法。
1枚革を折り曲げて作っているので両脇にミシン目がなく、そのことで見た目がスッキリするだけでなく、革の優美さが増幅され、高級感が保たれます。しかも、一枚革であることで堅牢度も増すという、まさに一挙両得の技法。小銭を出し入れするたびに、一枚革の心地よい包容力を感じる。
「ネン引き」
電熱ゴテで、革の際に細幅のミゾを作ること。
紳士用革財布の特徴的な装飾ですが、革包司博庵のネン引きは、ヘリからきっかり1m。
このラインがあるとないとでは、財布の美しさがまったく変わります。
革包司博庵では、全製品にこのネン引きを入れています。
「鞣(なめし)」
タンナーと呼ばれる職人が生の皮を様々な薬剤を使い、
革という安定した素材に加工すること
革という安定した素材に加工すること
堅牢性(けんろうせい)や美しさといった革の持ち味をどのように増幅できるかがタンナーの腕の見せ所水溶性の染料をしみこませる「水染め」は鞣の差が歴然とでる。
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